消 題 /信天翁
 
     住宅街の 空き地に
    ひっそりと佇んでいる 
         藤棚がある
     四号公園と立て札を
       見せびらかせて

      そして 水無月の
 晴れ上がった土曜ともなると
ドッチボゥルを持って
子どもたちが 集まってくるが
その嬌声が また たまらない

卒寿となった 俺さまには
      真似ができなくて
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