ねむり姫のうた/梅昆布茶
 
かろやかに壊れゆく春の記憶は

描かれた風景に変換されて

消えてゆく

ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる

春が終わってまた誰かの消息をたずねる

夏が終わるまでに

ねむり姫に伝えよう
















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