円心分離/おっぱでちゅっぱ。
車窓。うつりこむ向こう側。
透き通った淡い光は流れている。
空の輝いてしまう星空が流れるから、
唐草に巻いてぼやけている。白む。
遠く波打つ一線は、静かな漁り火。
それは海岸線の向こう側。
(漁り火はね集まるのたくさん)
(でもね、綺麗だけどね)
(帰れなくなるの)
いけない、いけない。
眼を瞑ってしまう。
開いた時には夏の星座を
弱く口ずさんで。
線路の継ぎ目ごとに口ずさんで。
さよならのような涙がきえるまで。
近くのもは、はやくて。
思い出の残光が伸び、夢。
見つめていることは出来なかった。
あれは、なんだったのかしら
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