歪んだ三角形/本城希望
の愛は僕にちょうどよく昇天できる
君の全てを知っている
あの子のほとんどを知らない
君と僕との間にはたくさんの思い出がある
あの子と僕の間にはまだ思い出らしきものはない
僕は君を選んだ方が幸せになれるのかもしれない
僕はあの子を選ばない方があの子が幸せになれるのかもしれない
僕は君を愛しているのかわからないが好きだ
僕はあの子を愛しているのかわからないが好きだ
僕らのカタチの歪んだ三角形はいつ終止符を打つのだろうか
はたして僕はこのふたりのうちどちらを選ぶのだろうか
どちらにも捨てられてしまうのだろうか
きっと後者だと僕は思っている
結局僕はひとりぼっちになってしまうんだ
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