冷たい背中/
ムウ
きっと、いつまでも
変わらないのだろうな
隣に居る貴方は
どこを見るわけでもなく
口癖のように呟いて
煙草の煙に遊ばれて 涙を零す
私はただ見つめることしか出来なくて
嘲笑うかのように 闇夜に煙は 遠退く
何事も無かったように 月は役目を終えようとしてる
無機質な冷たさに
私の背中は それを受け入れるしかなかった
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