『わたしの仕様書』/ベンジャミン
 
 
やさしさを少しと
きびしさを適度にまぜて

コーヒーカップの中
白いミルクの渦のような

小さな宇宙を少しと
大きな腕で抱きしめて下さい

わがままを言うときもあります
驚くほど陽気な気分のときも

どれも わたしです

すべてを知ってほしいけど
すべてを知られてしまうのが怖い

そんな わたしです

窓ガラスに小石を当てて
砕け散ったガラスの破片の
一つ一つに映るどれもが

静かな水面を揺らして
不安定な人のかたちをしたまま
ぼんやりとあなたの中にいたい

勝手なことばかり
勝手に願ってしまうけれど

それでもいいなら
いつまでも

 

そばに居させてください

      
戻る   Point(4)