夜って奴は/
吉岡ペペロ
夜って奴は難儀する
世界がつながったり蠢いたり
蛍光灯にひとり照らされたりしている
あしたから
でっかく占める寒気団が
世界をすこし冷やす
なみだや眠気やじぶん立てたいこころ
命はからがらぼくという最前線で
奇跡の軌跡を顕現させているだけ
居酒屋のテーブルに染みたべたっと感
夜って奴は難儀する
世界がつながったり蠢いたり
蛍光灯にひとり照らされたりしている
あしたから
でっかく占める寒気団が
世界をすこし冷やす
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