日時計のころ/吉岡ペペロ
 
会社を出る

日時計のころも

ひとは夜になると

目が見えなくなるぐらい

こんなに働いていたのだろうか


太陽が動く

時計回りの影が浮く

太陽と地球の信頼関係

壮大な孤独

崖っぷちに立つ爽快

太陽と地球の縛りの中


会社を出る

日時計のころも

ひとは夜になると

目が見えなくなるぐらい

こんなに働いていたのだろうか







戻る   Point(6)