暗がり/
moote
夜を包む月 月を包むマラ
夜に溶ける灯火 夜と夜の狭間
暗がりの中で紫が踊る
ゆらりゆらりゆらり踊る
罪を深海に沈め片手は眠る
しかしそのまま死んでしまった
深海の中で紫は踊る
ふらりふらりふらり踊る
黒や赤が不気味に微笑み
世界を魔界に染める
紫は怖がって逃げてしまった
どこまでもどこまでもどこまでも
一神教の神が黄金を身に纏い
夜の地上に現れる
全ての暗がりは暗がりのままで
光の道をなぞりつづける
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