コンノヤロー。の透明人間/水戸 うしん
 

月白色の街に降りてみた。

寒色の気持ち。

暖色の気持ち。


両方を持ってきた。


灰色が無い、私。
あってもいいのに、
曖昧。が身を助ける、ことだって有る。

でも無いんです。



月白色を歩けば、足跡がつき
振り返れば
それは、私が歩いてきたアト。

振り返っても
歩いてきた跡があるだけ、
先には難にもない。

先に跡をつける、サキ。


二足歩行。か
四足歩行。

どちらでもいいよ。

おちる無色が消す、透明。
あたたかい。36度。


暖色の想いは
寒色を溶かすのでしょうね。


戻る   Point(7)