言葉にしたいこと100選/夜に吠える三日月
 
私は一体、そこで何を感じていたのか。客観的に見ることしか出来なくなった今、外側か覗いてみる。
そこで何を感じていたか。たとえば思い出す、K君のいたいけな後ろ姿。
私はあれを見て、健気にがんばるK君がこれでもかというくらいに痛めつけられているような気がしたのである。
大人になり社会に出たとき、受けるであろう衝撃をじわじわ、じわじわと突きつけるやり方に抵抗を覚えた。そうして免疫をつけてあげていることは理解できるのだが、
いま、その子に必要なものが何かと考えたとき、
果たしてその厳しい対応なのかと胸に問うたとき、返ってくるのはいつだってノーだった。一旦、丸ごと受け入れた上で、良いところを伸ばし
[次のページ]
戻る   Point(0)