美しい風景/zenyama太郎
美しい紅葉の写真を撮るために
カメラと三脚で二十キロもあるザックをかついで
三千メートルの高山を登ってきたシルバーと
山小屋で同室になった
これでも軽くしてきたということだった
美しい写真を撮るためには
二十キロの重さなどちっとも苦にしてないようだった
翌朝4時に僕が目覚めた時には
重いカメラと三脚をかついで
もう写真撮りに出かけていた
その点詩人は
ペーパーとボールペン一本あれば
美しい風景を写しとることができる
僕もいつかミレーの絵ような
美しい風景の詩を書いてみたいなあ!
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