月の光/
moote
砂遊びをしていたら
夜が水を連れて走っていたので
光の靴を呼び
どこまでもどこまでも
砂の道を作り
光の靴を走らせて
夜の連れて走る水と競争させた
月が今日は色がなかった
透明だ
なのにそこに月があると分かったのは
君がいるから
僕になった君が滲んでいて
そこに手を伸ばせば
柔らかい君(僕)がいるから
だから今日は元々の月の光を食べよう
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