ありがとうな/吉岡ペペロ
 
おとぎばなしみたいな月が

雲に風やひかりをあたえる

近づけば歓声がおきる

ぼくがうごくたびスマホがうごく

好きなことして金をもらう

こんなぼくにありがとうな


自分を立てるのはひとの慣わし

肌の色でする排他や排撃

超手抜きのコミュニケーション

黙示録や手紙を読み返す

今夜アルマゲドンが泣いている


おとぎばなしみたいな月が

雲に風やひかりをあたえる

近づけば歓声がおきる

ぼくがうごくたびスマホがうごく

好きなことして金をもらう

こんなぼくにありがとうな







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