わたしの詩は、わたし/星丘涙
 
わたしの詩は、わたし自身
偽ることはできない

魚なのに鳥の詩は書くことはできないし
苦悩に暮れているのに
歓喜の詩は書けない

逃げることも
隠れることもできない
本当が体現される

そこには何時も、わたしが居る
生きざまが
人格が浮き彫りにされる
うまく演じたつもりでも
本当が現れる

生きるということが
偽ることができないように
詩を書くことも
偽ることはできない

わたしの詩は、わたしなのだ

戻る   Point(5)