わたしの詩は、わたし/
星丘涙
わたしの詩は、わたし自身
偽ることはできない
魚なのに鳥の詩は書くことはできないし
苦悩に暮れているのに
歓喜の詩は書けない
逃げることも
隠れることもできない
本当が体現される
そこには何時も、わたしが居る
生きざまが
人格が浮き彫りにされる
うまく演じたつもりでも
本当が現れる
生きるということが
偽ることができないように
詩を書くことも
偽ることはできない
わたしの詩は、わたしなのだ
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