fake? face?/ムウ
 
鈍く 太く 深く

息苦しさを覚えてたあの瞬間(とき)も

探し出すのさえ面倒になってしまう所に

いってしまっていて記憶と共に遠ざかる

ほら まるで空高く昇る風船のように


天か 地か 何処か

止めると内側からの抗議が

吸うと外から内へ攻めてきて

何もかもがどうでも良くて

無の中に 行き場のない

声は中で虚しく蒸発を選ぶ


色彩など リズムなど 変化など

すでに超えてしまったようで

乱れなど無くて平等 平坦

相手のわからないものとの

調和を取り 平和を選ぶ

悟られない平和を

塗り固められた 虚偽の王国さ




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