ワンダーランド/為平 澪
 
る島へ」
          ※
(胡散臭い、から嘘までの距離を
 歩いて辿り着いた この島で
 とうとうお前は数えることができるたった一つの言い訳を
 あっけらかんと 捨てに行く
          ※
私は目をつむり夢の島へと飛び込んだ
空には流れる飛行機雲
青天の霹靂、と叫んだつもりが
本日も晴天なり、と寝言で飛び起き
靴も履かずに、学校へ 
          ※

(死亡推定時刻は皆無、…彼女は明るくとてもそんな風には…、
 え、はい。心なしか、思い込みの激しい一面もありましたけど…、
                     
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