心友/ポンテク
 
きっと怖かったんだ
一人になるのが
嫌われるのが
避けられるのが
笑われるのが
泣かされるのが
のけものにされるのが

僕はだだっ広い海の小さな無人島にいた
周りには島の影すらない
時々船が近くを通るが何もしなかった
何もしたくなかった
辛かったから
怖かったから
寂しかったから

一人の時を存分に味わっていた
楽だった 心地よかった 気持ちよかった

1年、2年、3年・・・と過ぎ
あれから何年経ったのだろう
たくさんの月日が流れていた

僕の島は非常に近代的になり多くの娯楽施設ができた
毎日毎日遊ぶ事には事足りることはなかった
自分にとって最高の
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