看護婦のあなたへ/宇津田詩能
看護婦のあなたへ
あなたに聞きたいことが
まだまだあって
それでもシャイな僕は
あなたと少し言葉を交わすだけで
次の言葉が見つからず
惨めな気持ちになるばかり
今年は夏祭りに行きますか?
あなたはきっと浴衣姿が
似合うでしょう
ここを出たらあなたと一緒に行きたいです
あなたとは毎日会えはしないけど
僕のことを少しでも
気にしてるのを知るとき
僕に笑顔を見せる時
どんなに僕が幸せか
あなたは気づいていますか?
届かない手紙
こんなアル中患者の僕でも
あなたを好きでいていいですか?
届かない手紙
その答えを聞くこともできない
臆病者の僕なのです
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