カランコロン/不思議な色の妖精
 
日焼け止めを塗っても肌は焼けるし
信頼していても裏切られる

空腹に注ぐコーヒー
一杯のどす黒い目覚め

止まった時間が動き出してほしいと願い
欲しい物リストに時計を追加した

君と行きたい花火大会
手を2回叩いておあいこですね

浴衣に下駄を履いてカランコロンと歩いてみる
まるで物語の主人公になったようだ

アスパラを茹でて色が変わる瞬間のような
そんな気持ちをまた感じたい

脈を打つ心臓が怒っている

最初からひとりだった

カランコロン
下駄を鳴らしながらひとりきりの花火大会
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