螺旋の日と夜/
シホ.N
自由の匂いがする
日暮れの風
孤独の味がする
街の夜気
ひとり日と夜
時が流れる
日に光るジンロックの
背徳性
灰色の地に落ちる
北向きの窓
かつての日と夜
同じ空気の肌ざわり
あの日と夜を
つなぐのは
眠りのような
意志なき意識
空白の日と夜が
再び色を
持ちますように
日と夜はくり返すも
同じ所を
まわるのではなく
螺旋状に移りゆく
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