140文字詩(@jitensya612)/
zitensha
「私」はクリーニングされた折り目正しいまっしろなシャツ
「わたし」は金色に輝く産毛のように柔らかで
「ぼく」は遠足の前のワクワク、ワクワク
「僕」は雪舟が書く水墨画で
「おれ」は少年の日焼けした肌(プールに行こう)
「俺」は世界を凍りつかせる言葉
「我輩」は漱石で
「余」は剃髪した老僧
『あなたに』
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