きみのいた町/
吉岡ペペロ
きみのいた四ッ谷の町に
ぼくだけが今もいるよ
気持ちが津波にやられる
思い出作るしか出来ない
ぼくだけが一人いるよ
きみのいた四ッ谷の町に
優しいピアノでケンケンパッ
セピアの音色で放課後の
火事でも来たら焼けのころう
瓦礫のあとのビルのまえ
波打ち際みたいに立っている
きみのいた四ッ谷の町に
ぼくだけが今もいるよ
気持ちが津波にやられる
思い出作るしか出来ない
ぼくだけが一人いるよ
きみのいた四ッ谷の町に
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