歩みと走り/鷲田
 
間は最高である
走る
走る
走る

体の疲れがピークに達すると走りを辞める
すると体が疲労に覆われ
全身がまた熱くなる
その時、今日の激しさが終わりを告げる

安楽と共に歩きを始める
自動販売機に行き、アクエリアスを買う
そして、それをグイっと飲み干す
これ以上に美味い飲み物は世の中に存在しない
熱い体に冷たい液体が注ぎ込まれるのを感じる

歩いて家路に帰る
1KMの距離
幸せとは日常
日常には運動
そして、充実した日々が繰り返され
それは人生の醍醐味の一つである

家の着くころ流れる音楽が終わりを告げる。
明日も明後日もこの運動は繰り返される
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