鬼火/
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闇夜に燈る不知火
篝を模り人を誘う
新月が封印を解き
古の亡者達が甦る
骸は躯を軋ませながら
悲痛な叫び声を上げる
轟きは山を越え響き渡り
悠久の世の終わりを告ぐ
闇夜に燈る不知火
業火の如く燃え上がる
満月の力を得た骸は
鬼となり人を喰らう
これは祟りかはたまた呪いか
逃げ惑う人々は成す術もなく
築き上げたものは灰になって
静寂の世を覆い尽くすだろう
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