軽い指/
鯖缶
壁が狭まってきた檻を、
わたしは運び込まれ、
チョコレートは物足りないから、
灰を抱いて、
おなじ街の家の部屋の
人にはなれまいと
土の無い日と日に
川を観る
手と手を合わせて
手羽先食って
あなたの元へは笑って
糸を結ぼうか
指の間で
まわってる
空間を歪めようと
その先には共鳴りを
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