チーター/間村長
 
チーターを貸して居たら
焼き立てパンが
食べ放題の倭人の集落
チゲをタダで食べられる
子を待ちながら
詩作した
骨がツアーを企画したので
サンダースと旅立つ
江戸時代へのタイムトラベルで
橋が架かっていなかった
愚痴と共に消えるチーター
大井川を夢想する

庭で美術のピエール先生が
箒をデッサンしている
白と黒だけの木炭画
チーターの魂も宿り
聖モニカを夢想する
江戸時代は遥かに遠い
サンダースは何時の間にやら
居なくなっていた

戻る   Point(3)