息吹 新たに /
ひだかたけし
詩の思考が
衰弱しつつ在る肉に
抗うことも出来なくなり、
死の硬直した体と観念に
ズルズルと引きづられて
いくだけ なら
いっそのこと、
燃やしてしまおう己ごと!
脳髄に吹き込まれる
宇の息吹 未だ
停滞することなく
また新た
躍動する春を
深めゆく
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