卒業式/zenyama太郎
十五の春
巣立ちの日
いつも精一杯がんばってきた私は
あふれる涙をこぼすでしょう
人は出会いと別れを繰り返しながら
成長していく
保育園からいつも一緒だった幼なじみとも
今日でお別れだ
明日からは別々の道を歩き出す
私は地元の学校へ
あなたは遠くの進学校へ
歩む道は違うけれど
自分の希望をめざす
道で会ったらまたいっぱいおしゃべりしようね
感謝の気持ちでいっぱいの私は
あふれる涙をこぼすでしょう
つらい時かなしい時
たくさんの人に支えてもらった
これは私の一生の宝もの
パパ、ママ、ジジイ、ババ、先生、友だち
ありがとう
ほんとにありがとう
体は大人でも子どもはまだ子ども
これからも支えてください
私たちは
桜の花とともに卒業して
新緑の美しいころには
新たな道をまた精一杯歩いていることでしょう
きっと
今までありがとう
ほんとにありがとう
さようなら
さようなら
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