眠るとき/
 
まうような
当たり前に浸かっている


明日はきっと晴れるだろう
私がいても、いなくても

風船が遠く飛んで行く
どこかから産声が聞こえる



いつかの自分を思い出す
夕暮れの空を見上げる
落としたものを思い出せなくなってしまった
日々の終わりで

詩を書いても生きてはいけなかったけど
生きる力にはなったよ
言葉はヒーローになった
そんな人生



明日はきっと晴れるだろう
誰がいても、いなくても

繰り返しは溜息と安らぎを乗せて
その先に光を当てる


明日はきっと晴れるだろう
誰がいても、いなくても

そんなことを考えた午前二時
眠るときの話






戻る   Point(1)