本能/鷲田
本能が全ての物事の骨格を作る
そして理性が暴走にブレーキをかける
仕事はビジョンと目的というゴールに向けた疾走である
思考は積み重ねた習慣の土台である
停滞は停滞を生む
上昇は上昇を生む
仕事量は加速度的に増加し
底辺で横たわる胡座は外的な刺激無しでは立ち上がらない
鈍感は何時まで経っても鈍感である
繊細と不安は丁寧さと礼儀正しさという完成された対応に終着する
両断する剣とそれを収める鉾とを我に与えたまえ
安住の地とは何も目的が無い空間を言う
仕事は戦だ 競争という戦だ
過去においてはそれは合戦だった
現代においてはそれは政治でありビジネスである
過去と現代において変わらない空間
それは家庭に注ぐ暖かい日の光である
本能を忘れた時
幸せは日常の果てしない日常に潜む
休息の時だ
陽の光の暖かさを明日と明後日に感じる
戻る 編 削 Point(3)