午睡/
もり
神さまが
釣竿を引っ張って
あなたの口角が
上がったサタデイ
疑似餌として いつか
何かしらの賞をもらおう 私は
ミルクティーから
立ちのぼる湯気をまとって
羊にのって
真紅の絨毯を行こう
アタマはからっぽ だけれど
重力のせい
押しつぶされて
張り出した
血管の弾力は
やわらかな 鍵盤
少女になって 指一本で
弾いている そう
あなたが
帰ってくるまでを
つたなく
神さまはいつも
私たちを
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