ぼくの哀しみ/
吉岡ペペロ
豆腐くらいの冷たさの風
味噌汁ほどの温かさのこころ
まっすぐなこの気持ち
浮かんで浮かんで消えて浮かんで
肩のちから
抜く
飛び降りた
それでもぐちゃぐちゃにならず
毛孔から入りこんだなにかで浮かんでいる
肩のちから
抜く
飛び降りた
ぼくの哀しみの9割は
あなたやあのこに支えられている
豆腐くらいの冷たさの風
味噌汁ほどの温かさのこころ
まっすぐなこの気持ち
浮かんで浮かんで消えて浮かんで
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