遠い夜空に炎を灯して/りゅうのあくび
きっと夜空に映る
君に宛てられた
ひとつの恋とは
すべての愛のことだろう
きっと青空を想う
君に宛てられた
ひとつの運命とは
すべての宿命のことだろう
そっと静かに
君に奇跡を刻む
瞬間を唱えながら
小さな真実だけを伝えることだろう
少しだけ言葉は深い夜空を
緩やかに羽ばたきながら
そっと鮮やかに
君に軌跡を刻む
時間を進みながら
小さな事実だけを運ぶことだろう
少しだけ言葉は切ない青空を
緩やかに羽ばたきながら
誰しもにすら
宛てられた言葉を
微かな生命の炎として
深い胸の奥に秘めた
純粋で紅に彩られている
小さな鼓動とともに
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