可否道その4/st
 
清らかな水を求めて  
山のふもとへと向かう

ブラジルサントスを  
ブルーマウンテンに変えてしまう
魔法の水は

雨が大地にしみこみ
土の中を何年もかけてゆっくりと
通りぬけてくるもの

このあたりに多い酒蔵も
この水を使っている

春と秋だけに
手間暇かけても時々は
ゆく価値がある

野点(のだて)の準備は 大変だが
その味と香りは 
忘れる事ができない

水を沸かすキャンプ用ケトルと
アルコールランプや 
ケトルをのせる台

今はもう 幻の抽出器具となった
アートコーヒーが作った
コーヒーシェーカーを用意する

知る人ぞ知る 

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