自然体/
星丘涙
故郷の山々は悠然とそびえ立っていた
故郷の海は満々と黒潮をたたえていた
島民は皆その恩恵に与り
営み暮らしていた
大自然に
感謝し 怖れ 癒されていた
人も本当の実力者は
いつも自然体で
肩の力が抜けていて
決して身構えることがない
あの故郷の山のように 海のように
悠然としている
私も いつも自然体でいられるだろうか
あの山のように
あの海のように
人々に力と
癒しを与え得る人に
なれるだろうか
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