AGIT AGITATION/アタマナクス
耳をすませてごらん 無意識の音がここら中にひそんでいる
そこに声を発してごらん 音と音が関係し合い 減衰し ついえていく
水面に石をぶつける 飛沫が上がり 波紋が広がる
それがアートだ だからキミもアートだ
キミの鼓膜は俺の声でふるえている
そのふるえは小さいながらもこの場の空気をゆらしている
俺の名前のアートは だから君の名前のアートでもあるんだ
ただ でかい声は遠くまで届く ただそれだけのことなんだ
俺は回ってきたマイクを握り 声を発している
コトバを 放っている
俺の歴史 思想 感情 夢 全てを放り出すため
何のためにそんなことをするのかって?
俺たちの喜怒哀楽は 決
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