街路樹の靴音/
深水遊脚
夜の車窓灯りが近くトンネルに入ったのだと知る一人旅
先月の世相説く記事下に敷くガス台の上今夜はシチュー
マンドリン弓道着物ユニフォームあふれる朝の上りのホーム
汚れてたあれこれ嬉々として並べ楽しむ君に収集される
風もなく眠りたいほど穏やかに銀杏並木に西陽が差して
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