居眠り/
zenyama太郎
ここは静かな山の学校です
小さな校舎の上には
秋空が広がっています
地上には
秋が色づき始めています
一年生の教室からは
先生のやさしく丁寧な声が
聞こえてきます
授業の終わりの鐘が鳴った時に
小太りの一郎君がすっと立ち上がりました
「せんせい、となりのみよちゃん
ねていたのでおこしたら
『ここ、どこ?』といってまーす」
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