泥棒の紙芝居/5or6
 
い少女に悩み、疲れて寝てしまった
そこに泥棒が忍び込んだ
泥棒は高そうなものを袋に詰めて
窓を開けて寝てしまった少女の部屋から抜け出そうとした
泥棒が窓に足をかけて外に出ようとしたとたん
少女は起きてしまった
今にも泣きだしそうに見る少女に泥棒は笑顔でこういった

さぁ!お話をしにやってきたよ〜

なんとか誤魔化して少女の口を黙らせようと近づいていたら少女が急に目を輝かせて笑った

そしてその気持ちは声になって呟いた

おじいちゃん
お話の途中で倒れたからびっくりしちゃったの
良かった元気になって
またお話を聞かせて

泥棒は明らかに自分の顔を知っているように
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