空の果て/
レタス
輪廻する螺旋を
命はその名前を唱えて昇りゆく
光と闇を漂い
さらなる宇宙の果てを越え
想いもよらない世界の蜜を啜り
花の歌をくちずさむ
いま
ぼくは化石の森に佇みながら
時計の秒針を聴いている
破瓜は近いのだ
新しい世界は間近にある
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