コーヒー/不思議な色の妖精
 
また始まった一日に少しムラついて右手を下着の中に忍ばせる
こんな乱暴な動画じゃ気持ち良くなれなくて、それでも濡れた中指をティッシュで拭き取る
電線したタイツは誰も見ないから履いても暖かい
歯石でざらついた歯を舌で舐める
窓から差し込む光に休日を感じながら取り敢えずコーヒーが飲みたくなる
手挽きのミルすら面倒くさいけど、10秒蒸らしながら中指だけ汚れていることに背徳感を感じる
ミルクは多めに入れて、彼が起きるまで始まらないような一日に憂いている
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