病棟/
TAT
がら
まるでレントゲンのように
僕のライオンやコンドルを
光る白板にペタペタと貼って
まるで場違いな昆虫の標本のように
僕の絵を扱って
あれはひどかった
僕は辟易して朝の熱もすっかり失って
モゴモゴと恥ずかしくなってしまって
また死にたくなって
その帰り
病棟を追い出された愛煙家たちは
すぐに来る真冬と戦うコートすら持たずに
それでも
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