あいてのあること/
まいこプラズマ
「あいてのあること」
なのですね
なんでも
芸術でさえ
一人で
恋できないのと同じで
毛の生えた分厚い胸板に
甘えるように「の」の字を
何度も何度も何度もグリグリ描く
紅い爪の細い指が必要なように
ダイナミックな曲面美を誇る
ウエスト・ラインに
ヒップ・ライン に
生命の故郷を
探しあてようとする
ふしくれた指が必要なように
現実味のあることは
「あいてのあること」
だから
ゆっくり
じらしつつ
アタシはアタシを脱ぎ捨てる
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