南セントレア/ひかげ
 
れど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る
を実践したことを受けて
民衆を導くふりをすれど導くふりをすれど我が聖都生まれざりずっと約束の日まで
を実践した
聖レアは自らの思い描く街をまったく愛していなかったと言って良いが
しかし自らの名前を強制的に冠することだけははっきりと決めていた
聖レアは民衆を導くふりをするための箴言を精力的に数多く用意し
しかもそれを頑として絶対に使わなかった
それはものごとをなしくずしにするタイプの箴言ならば
セントレアにも等しく祝福を与えるはずだという内容だ
一部抜粋
嘘から出たセントレア
すべての道はセントレアにも通ず
心頭を滅却すればセントレ
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