明日へとつぶやく夜のうた(一日の終わりに)/
葉月 祐
はり羨ましい
そんな事を思った
明日は少しでも
上を向いて歩きたい
そこに太陽や星が無いとしても
そんな日々を重ねながら
何も無い一日にも喜びを見出だせた
あの日を思い出して
明日も丁寧に生きたいと
祈る様な気持ちで電気を消す
冷たい窓に触れながら
明日に繋がる夜空を見送る
微かに強まる風の音に
おやすみまたねと
そっとつぶやきながら
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