サン/モリマサ公
 
「サン」

ありったけの善意が
満ちていた画面
だれもがいいヒト
でいようと必死だった
みんな
自分自身の状態に
満足し
あきらめが蔓延し
死の匂いは充満した
吃音症の弟が
ぼぼぼくがお思うに
詩詩詩のよ良いところ

かか書いていいるときは
ほ本人のももものだけど
げげげ現在が
か書かれていくこと
によって
他他他他者他者にき切りかか替わり
「かか過去のほ本人」と
いう
べべ別別の人格が
うう生まれていくという
こここと

彼の濡れてひらかれた
瞳から
ぼろぼろと
文字がこぼれていくのがわかる
吃音に絶望して自殺しようとしている弟は
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