Miz 20/深水遊脚
 
しょうよ。このまま振り回していたら、大袈裟でなく、死ぬところでしたよ。」

晴久は政志くんのライトソードを自らのサーベルから放った光で包んだ。その光は政志くんの手を離れ、ライトソードを内に含んだまま水色の球体となった。球体は小さくなり色の濃さを増した。ボールのようになった球体が政志くんの足めがけて高速で移動した。球体はそのまま政志くんの右足を包み込んだ。戦闘中ずっと政志くんはこの右足を引き摺っていたのだ。右足を庇うために思念の力を用いた揚力も、政志くんの力を継続的に一定量消費していた。

「足の具合はどうですか。しばらく休むといいです。私はもう何もしませんから。」

晴久はライトサーベ
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