Miz 20/深水遊脚
大切なことは、ここにいる私たちはレグラスから学びとったと言っていい。現在レグラスと交信している政志くんは、本当に泣き出さんばかりにその場に伏して頭を垂れている。彼はいま本当にレグラスと話しているのかもしれない。
戦闘のほうはもう全く心配ない。そう思った私は間城くんのところに行った。
「ありがとう間城くん。無理いってごめんね。でも見事なアンセムだった。こちらの心まで綺麗になるような。」
「そう仰っていただけると、ありがたいです。今はとにかく休みたいです。」
「ええ。あとは任せてもらって構わないからゆっくり休んで。」
幸政くんと柏木くんの格闘はまだ続いていた。私はそちらのほうに移動
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