日本・世界のノーベル物理学賞受賞者と宇宙論/st
 
ど経過したとき、空間の状態が急激に変化する南部陽一郎氏の「真空の相転移(水が氷になるような)」がおき、それによってヒッグス場が素粒子と相互作用をおこすようになり、それが質量となるわけです。

ワインバーグ=サラム理論

この世界には「電磁気力」、「重力」、「強い力」、「弱い力」という4種類の基本的な力が存在しますが、この中の「電磁気力」と「弱い力」を統一する理論です。

この理論で重要な役割を果たすのが、南部陽一郎氏の真空のエネルギーでした。そこにエネルギーがあるからこそ、真空は(水が氷になるような)相転移を起こします。ワインバーグとサラムは、その真空の相転移によって、もともと同じ力だ
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